病気・ケア

タイはペットに優しい国?現地で見た犬との暮らしと気をつけたいこと

タイで実際に見たペットと乗れる電車やドッグラン、動物病院を紹介。狂犬病や暑さ、飲み水など犬や猫と暮らす際の注意点もまとめました。

著者: ペットヘルスケア・ジャーナル編集部監修: 野尻(本メディア監修責任者)
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タイはペットに優しい国?現地で見た犬との暮らしと気をつけたいこと

タイのペット事情を現地で見て感じたのは、犬や猫を家族のように大切にする人が多く、一緒に過ごせる場所が充実していることでした。

ペットと一緒に電車に乗れる取り組みや、無料のドッグラン、大きな動物病院。犬専用のプールや室内ドッグランもあり、暑い気候の中でも、犬と楽しく暮らすための工夫が見られました。

一方、気温の高さや狂犬病への対策など、暮らすうえで注意したいこともあります。

この記事では、タイで実際に見て学んだことを通して、ペットと暮らす環境の魅力と、飼い主さんが知っておきたいポイントを紹介します。

🐾 この記事の要約(3つのポイント)

  • ペットと一緒に電車を利用できる取り組みがあります。
  • ドッグランや室内で遊べる施設、大きな動物病院を現地で見かけました。
  • 狂犬病の予防、清潔な水の用意、暑さへの対策を心がけましょう。

タイで感じた、ペットと暮らしやすい環境

タイに来る前から、ペット関連のお店やサービスが多いことは知っていました。ただ、実際に現地を訪れてみると、その充実ぶりに驚かされました。

犬や猫を連れて出かける人がいて、ペットと一緒に過ごせる場所もあります。ペットを単に飼うのではなく、一緒に暮らし、時間を楽しむ家族として大切にしている。そんな雰囲気を感じました。

ペットと電車に乗れるレッドライン

バンコクの都市鉄道「レッドライン」では、犬や猫と一緒に乗車できる取り組みが行われています。

タイ政府広報によると、2025年1月には、まず週末に利用できるサービスとして始まりました。その後、同年6月から毎日利用できる取り組みへ拡大したと報じられています。

公共交通機関をペットと一緒に使えることは、動物病院への通院やお出かけの選択肢を広げてくれます。日本でも、もっと広がってほしいと感じた取り組みの一つです。

なお、乗車できる動物の種類や、キャリーケースなどの条件は変更される可能性があります。利用を考えている方は、事前に運行会社の最新情報を確認してください。

無料のドッグランや、暑い日も遊べる施設

現地では、無料で利用できるドッグランのほか、犬専用のプールや室内ドッグランも見かけました。

タイは暑い日が多いため、屋外で長時間遊ぶのが難しいこともあります。室内で体を動かせる場所や、水遊びを楽しめる施設があるのは、犬にとってもうれしい環境だと感じました。

ただし、プールやドッグランを利用するときは、施設の衛生状態やルール、愛犬の体調を確認することが大切です。ほかの犬と接する機会もあるため、ワクチンや寄生虫予防についても、事前に獣医師に相談しておくと安心です。

大きな総合動物病院も

タイでは、大きな総合動物病院も見かけました。ペットの健康を支える医療施設があることは、飼い主さんにとって心強いものです。

もちろん、病院ごとに診療内容や対応できる言語、営業時間は異なります。タイでペットと暮らす予定がある場合は、日頃から通える病院に加えて、夜間や緊急時に相談できる病院も調べておくとよいでしょう。

タイで犬や猫と暮らすときに気をつけたいこと

ペットと過ごせる環境が充実している一方で、タイの気候や感染症など、日本とは異なる点にも目を向ける必要があると感じました。

狂犬病を含むワクチンについて確認する

タイでは、犬や猫へのワクチン接種の取り組みが進められていますが、米国疾病対策センター(CDC)によると、狂犬病のリスクは残っています。

愛犬・愛猫のワクチン接種歴を確認し、狂犬病を含む予防接種について、現地の獣医師に相談しておきましょう。

また、知らない犬や猫を見かけたときは、むやみに触れたり、愛犬を近づけたりしないことも大切です。人が動物にかまれたり、引っかかれたりした場合は、傷口を石けんと流水で十分に洗い、速やかに医療機関を受診してください。

チャトチャック市場では、犬などの動物が販売されている様子も見かけました。私が見ただけでは、個々の販売や飼育状況、健康状態は分かりません。だからこそ、動物を迎える際は、販売元や飼育環境、ワクチン接種歴などをよく確認する必要があると感じました。

飲み水は安全性を確認して用意する

暑いタイでは、犬や猫にとって、いつでも飲める清潔な水が大切です。

外出先の水の安全性や衛生状態が分からないときは、飼い主さんが飲用に適した水を用意し、清潔な容器で与えると安心です。お出かけの際は、愛犬用の水と携帯用の器を持っていくとよいでしょう。普段の水分補給については、犬の飲水量が変わったときに確認したいことも参考にしてください。

特に暑い日や運動の後は、こまめに水を飲めるようにしてあげたいですね。

散歩は時間帯と地面の熱さに注意

タイの気温は高く、日中の散歩では熱中症や、熱くなった路面による肉球のやけどに注意が必要です。

散歩は日差しが強い時間を避け、早朝や日が落ちた後など、比較的涼しい時間帯を選びましょう。ただし、夜でも気温や湿度が高い日はあるため、その日の状況や愛犬の様子に合わせて、時間や距離を調整します。

歩く前に、飼い主さんが地面を手で触って熱さを確かめることも大切です。

激しく息をする、ふらつく、反応が鈍いなど、熱中症が疑われる様子が見られたら、涼しい場所に移し、体を冷やしながら、米国動物病院協会の案内を参考に、すぐに動物病院へ連絡してください。犬の熱中症の予防と対処法もあわせてご覧ください。

タイで見た「ペットを大切にする気持ち」

今回、タイでいろいろな場所を訪れ、ペットと一緒に過ごせる環境の多さに驚きました。

犬と遊べる場所や動物病院、ペットと移動するための取り組みなど、日本より進んでいると感じることもあります。そして何より、犬や猫を愛し、大切にしている人がたくさんいることが印象的でした。

もちろん、タイの中でも地域や施設によって環境は異なります。すべてが同じというわけではありませんが、私が現地で見てきた範囲では、ペットと一緒に暮らすことを楽しめる、とても魅力的な環境だと感じています。

日本にもタイにも、それぞれの良さがあります。これからも現地で見たこと、学んだことを発信しながら、犬や猫、そして飼い主さんがより心地よく暮らすためのヒントを探していきたいと思います。

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